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トヨタ2000GTのイラスト/フリー素材です。

トヨタ2000GT(前期型/MF10/白)のリアルタッチのイラスト

【トヨタ2000GT/前期型(MF10)】

年式・・・1967年5月~1969年7月
エンジン・・・フロント・水冷・直列6気筒DOHC
排気量1988cc(3M型)
馬力:150ps/6600rpm・トルク:18.0kgf·m/5,000rpm
専用5MT・3AT

概 要・・・トヨタ2000GTは、1960年代中頃、ライバル社である日産自動車がスポーツカーの「フェアレディ」を有するのに対し、構成車種にスポーツカーを持たなかったトヨタ自動車と、同じくエンジン開発力はあるが四輪生産の総合ノウハウが薄かったヤマハ発動機が、其々の利点を生かし共同開発することで誕生した純国産のスポーツカーです。
当時のトヨタ自動車の中型車はファミリーカーが主体となっており、スポーツカーと呼ばれるモデルは、パブリカベースのトヨタスポーツ800(ヨタハチ)といった小型車に限られていました。
一方ヤマハ発動機は、DOHCエンジンなどの高性能エンジンの開発力はあったものの、資金面の問題を抱えていました。そこで、双方の課題を解決するために純国産製の高級スポーツカー「トヨタ2000GT」(開発コード280A)の共同開発の計画が進められ、トヨタ自動車が車体部分の開発を担い、ヤマハがエンジンや内装部分を担当し、トヨタによる細部チェックが行われた後に、七宝焼きのバッジを冠したトヨタ2000GT(前期型/ハンドメイド)として市場に送り出されました。
開発作業は、トヨタ側の開発担当者がヤマハ側(安川研究室)に出向く形で進められ、エンジンは既にクラウンに搭載されていたM型(直6)をDOHC化する手法が取られました。更に、ヤマハ発動機が日本楽器から分れた企業という利点から、ウォールナット(後期型はローズウッド)を使用したダッシュパネルやステアリングの加工技術が大変役立たれました。
このようにして、現代のGTには当たり前となっている、DOHCエンジン、5段フルシンクロメッシュトランスミッション、四輪ディスクブレーキ、ラックアンドピニオン式ステアリング、リトラクタブルヘッドライトを備えたGTの前期型が誕生しました。
その後、1969年8月から1970年10月までのモデルを後期型としてフロントグリルなどの各部がマイナーチェンジされ、プレス機械によるボディで、総生産台数337台、国内販売向け生産台数218台が生産されました。

イラストのモデルは、前期型(MF10/国内仕様)です。

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