概 要・・・初代シルビアは、日産自動車が1965年から1968年まで生産販売したスポーツモデルです。既に存在したフェアレディSP310のシャシーに、SUツインキャブを装着させたR型エンジンを乗せ、クーペボディを被せたクルマです。
R型エンジンはH20型(1982cc/98馬力)の排気量を、ストロークを落として1595cc(97馬力)にし、高回転仕様に変更したエンジンです。
特徴としましては、フェアレディSP、SRのプラットフォームであることが覗える、ロングノーズ、ショートデッキ、甲高なウインドウを持つボディデザインと、ボディパネル同士の繋ぎ目を極力少なくした、凝ったボディデザインではないかと思いますが、その反面生産コストが高くなったため、当時の販売成績はあまり芳しくありませんでした。
現在は、ルックスを含め超稀少モデルとして扱われています。
1968年の販売終了以降は、1975年の2代目までシリーズは中断し、1979年からの3代目以降は日産の大ヒット車種になりました。
イラストは、上が白色、下が若草色のデフォルメタッチです。