年式・・・1973年~1978年
エンジン・・・フロント/水冷・18R-GUエンジン(TTC-C/DOHC/130ps)、
3AT・5MT
トヨペット(後にトヨタ)コロナは、トヨタ自動車がトヨペットブランドで1957年から2001年まで都合11代に渡って生産販売した小型車です。そのコロナシリーズの5代目にあたる車種が今回のイラストのモデルである「RT100系」となります。RT100系は、1973年から1978年まで生産されましたが、それまでの16R型エンジンに加え、2T型、18R型といったエンジンが用意され、パワーアップと共に、随所に安全性の向上が図られ、ライバル車種であった日産ブルーバードとの間に水を開けられた人気を復活させたモデルとなります。ファミリーカー、観光地などの小型タクシーに多用されたスタンダードモデルから、2TG、18R-GといったDOHCエンジンを搭載したスポーツモデルがラインナップされており、大人しいセダンボディの見た目から『羊の皮を被った狼』とも呼ばれていました。
5代目コロナも、他メーカーの車種同様、マスキー法、50年、51年、53年排ガス規制などへの対策が求められる中、幾つかの仕様変更、モデルチェンジが行われておりましたが、1977年(昭和52年)の6月以降にはキャブレターに代わる、EFI(電子燃料噴射装置)仕様車が販売されていましたので、このコロナ(RT122)にも、触媒方式のソレックスツインキャブ仕様の他に、1978年以降にEFI仕様車(18R-GEU)が存在していたような気がします。
イラストのモデルは、1977年のモデルチェンジ以降の最終モデル「2000GT」(RT122/18R-GU/TTC-C)の4ドアセダンです。