年式・・・1970年~1974年
エンジン・・・フロント/水冷・V型8気筒・OHV
3AT・4MT
概要・・・1964年にクライスラー社のファミリーユース部門のプリムスから、ヴァリアントをベースに生産販売が始まったバラクーダは、当初はファストバックボディ(Aボディ)を持つヴァリアントのラインナップにいましたが、1965年のモデルチェンジで272cu.in(4473cc)、383cu.in(6276cc)エンジンが搭載され、1966年に車名をバラクーダとして独立したモデルとなり、1967年にはファストバックボディにノッチバックモデル(3ボックス)、コンバーチブルが追加され、エンジンも大型化が図られました。
続く1970年のモデルチェンジでは、全長を短くし、全幅を広くしたボディ(Eボディ)へと変更され、ファストバックが廃止され、2HTとコンバーチブルのボディのみとなり、当時人気を博していたマッスルカーとして、440cu.in(7210cc)エンジンを搭載したモデル「CUDA」(クーダ)が追加、ダッジ・チャレンジャーが兄弟車となり、更にエンジンのハイパワー化が行われ、ヘミエンジン(Hemispherical/燃焼室の上部を半球状とし、吸排気バルブを大型化したエンジン)を搭載した「ヘミ・クーダ」が追加されました。
1971年にヘッドライトが丸型2灯から丸型4灯に変更されましたが、1972年には再び丸型2灯に戻され、更にハイパワーエンジンがオプション設定されました。
オイルショックにより1974年に初代バラクーダは姿を消しました。
新たなバラクーダ/2001年にプリムスブランドは無くなりましたが、その後バラクーダはSRT(ストリートアンドレーシングテクノロジー/ダッジバイパーを開発したチーム)により復刻されています。
イラストは、1970年式(3代目)の初期型、440エンジン(HEMI)を搭載したハードトップモデルのホットロッド仕様です。