概 要・・・ランチアデルタは、フィアット社との合併後のランチア社が1979年から2014年まで生産販売した小型車(1911年にもデルタが存在していますが、別モデルです)で、デルタインテグラーレ16バルブは、WRC参戦を視野に入れ1987年から1991年に投入したモデルです。
デルタ全体のグレードは「LX」「GT」「TD」「HFターボ」「S4」「HF4WD」「HFインテグラーレ」「HFインテグラーレ16バルブ」「HFインテグラーレ エヴォルツィオーネ」「HFインテグラーレ エヴォルツィオーネII」などが存在し、年式、用途によって其々の仕様が存在しましたが、特に1985年のWRC(世界ラリー選手権)のホモロゲーション獲得を目的としたS4以降のモデルは、エンジンのDOHC化、排気量のUP、ターボチャージャーといった高いポテンシャルを持つモデルがメインとなり、「ランチアデルタ=WRC」というイメージが強くなりました。
イラストは、DOHC・2000ccターボチャージャーモデルのデルタインテグラーレ16バルブ(マルティニカラー)です。