概 要・・・ＢＭＷイセッタは、１９５３年～１９５５年にかけてイタリアのイソ社が生産販売し、コンパクトで高燃費が好評を得ていた「イソ イセッタ」を、１９５５年よりＢＭＷ社がライセンス生産したモデルです。
イソ イセッタはイソ社のエンジン（236cc／単気筒2サイクルダブルピストン）を後輪軸の前に搭載していました。特徴的なボディデザインは「バブルカー」（小さなボディ（マイクロカー）に、大きなキャノピーを持つ泡のようなイメージのクルマという意）とも呼ばれ、フロント部分を大きく開閉させることで、車内への乗り降りを行っていました。ＢＭＷイセッタでは、当初二輪用エンジンＲ－２５（245cc）エンジンを搭載していましたが１９５５年１２月に排気量を298ccに拡大したイセッタ３００となり、最終的には四輪化とともに582ccエンジンが搭載されました。（イセッタ６００）
イラストのモデルは、ＢＭＷ社がライセンス生産をしたイセッタ２５０です。
