概 要・・・スズキ フロンテは、鈴木自動車工業(現/スズキ)が、スズライトバンの乗用車版として1962年から生産販売したモデルです。初代はスズライト フロンテ(TL型)という車名で、ボディデザイン、エンジン等はスズライトバンをほぼ継承していましたが、1963年のマイナーチェンジでFEA型となり、ガソリンとエンジンオイルとの自動混合方式(セルミックス)が採用され、更に1965年のマイナーチェンジ(FEAⅡ型)では、エンジンオイル直接噴射装置(CCI)が採用されました。
2代目のモデルでは、車名がフロンテ360(LC10型)へと改められ、丸みを帯びたボディ(コークボトルライン)へと変貌し、エンジンも2サイクル、3気筒へと変更されると同時に、駆動方式がRRへ、シフトがコラムからフロアへと変更されました。
1968年には性能アップされた「SS」(ストリート スポーツ)が追加された以降SSというグレードは途絶えていましたが、2003年にアルトラパンで復活しました。
加えて1970年にはスーパーデラックスが、そしてSSS(スーパースポーツセダン)が追加されました。
フロンテシリーズは、7代目までモデルチェンジが行われ、1989年に通算27年間での販売を終えました。
イラストは、2代目フロンテの初期型モデルです。