概 要・・・ファミリア323は、1964年から続くファミリアシリーズに、1980年に5代目ファミリアとしてマイナーチェンジされたモデルです。
特徴としましては、ルーチェロータリーでの技術を用いたFF(フロントエンジン・前輪駆動)化、キャロルで得たエンジン横置き化、直線を基調とした台形型へのボディデザイン変更、フラットシートなどによる快適性の向上、電動サンルーフの標準装備かと思われます。
また、構造的にも新たなボディデザインに伴いプラットフォームが新開発され(マツダBDプラットフォーム)、簡潔且つ高度なサスペンションによって操縦性の向上が成されました。
市場的には、シティ派層から高い指示を得て大ヒットモデルとなり、サーファーの人気アイテムというイメージもあり、サーフィンをしないサーファー「陸(おか)サーファー」という流行語が生まれるといった現象が起こるほどでした。
ボディラインナップは、3ドアと5ドアハッチバック、4ドアサルーンから構成され、1983年を機にドアミラー化、EGI(電子制御)化、マツダ初のターボエンジンの追加などが行われました。
イラストは、ドアミラーが公認(1983年)される前の、前期型(初期型)1500XGの3ドアハッチバックにクレージュのアルミホイールです。