概 要・・・フェアレディ240ZGは、オープンモデルのフェアレディ(SP・SR)に代わり、北米をマーケットとして新規開発されたスポーツタイプです。ロングノーズ、ショートデッキのルックスと、価格が安く高性能という特徴から北米での大ヒットを受け、1969年に国内で2リッターモデルのみ(L20型・2000ccエンジン)の2シーターモデル「フェアレディZ・ZL」、S20エンジンを搭載した「432Z」の販売が開始され、1974年にはZ,ZLに4人乗りの2/2(ツーバイツー/通称バイツー)が追加されました。
北米モデルの2/2には、L24からL26にエンジンが変更され、「フェアレディ260Z」として販売されており、オイルショックにより日本では販売はされませんでしたが、個人によって逆輸入がされたアメリカ仕様のケースも多々見受けられました。
2リッターモデルに加え、1971年に北米向けのモデルと同じL24型エンジンを搭載した「フェアレディ240Z」「フェアレディ240ZL」「フェアレディ240ZG」が1973年まで生産販売されました。
イラストは、Gノーズとオーバーフェンダーが特徴のフェアレディ240ZGで、当時の定番色マルーンのボディに、同じく定番アイテム「RSワタナベ」の黒塗りをチョイスしたデフォルメ画です。