概 要・・・デボネアは、三菱自動車が1964年から1999年の間、2回のフルモデルチェンジを行いながら生産販売した、三菱自動車のフラッグシップモデル(象徴的存在)です。特に初代モデルは、1986年までの22年間、何度かのマイナーチェンジを受けながらほぼ同じボディデザインを貫いていました。
販売当初から個人オーナーのファミリーカーという位置づけではなく、会社の役員用などに用いられるショーファードリブン(運転手付き乗用車)という地味な存在でしたが、昨今では旧車としての価値が高まり、個人ユーザーによって大切に維持されている個体も多いようです。
エンジンは、初期型(A30)が6気筒2000cc、OHV、1970年のマイナーチェンジで6気筒2000cc、SOHCの「サターン6」へ変更され馬力がUP、型式がA31となりました。
そして、1973年にはAピラーの三角窓が廃止され、1976年の3度目のマイナーチェンジによって、2600cc、4気筒エンジンへと変更、型式がA32となり、A型シリーズの最終モデルとなり、1986年8月に2代目S型へと移行されました。
イラストは、1970年式(A31)のエグゼクティブで、リアサイドにあったロケットランプが廃止された直後のモデルのホットロッド仕様のデフォルメタッチです。