概 要・・・ 1967年に日本車初のロータリーエンジン搭載車としてデビューしたコスモスポーツの販売中止から約3年後の1975年に復活したコスモAPは、コスモスポーツの10Aエンジンを拡大した12Aエンジン、ハイパワーな13Bエンジン、レシプロエンジンの3モデルで構成されていました。
オイルショック、排ガス規制の影響でパワーダウンされた日本車の中において、ハイパワーなロータリーエンジンとアメリカへの輸出を意識した豪華な内装等によって大人気車種となりました。1977年には後席の居住性を高めた「コスモL」(ランドウトップ)が追加され、1979年のマイナーチェンジにより、ヘッドライトが丸目4灯から矩型2灯に、フロントグリルを格子型に変更し、同時に12Aエンジンとレシプロ1800ccエンジンがカタログ落ちとなりました。
イラストのモデルは初期型(1970年式)、13Bエンジン搭載のリミテッドで、ボディカラーをサンライズレッド(上)と、サンダーイエロー(下)の2種にし、ホイールをハヤシストリート、RSワタナベに換装、サイドミラーをジャガータイプのドアミラーに、シートをコルビューGT(バケット)に変更した仕様です。