概 要・・・アウディ100クーペSは、1968年から1994年まで生産販売したアウディ社のFF駆動の主要中型車種です。2代目、3代目のトップグレードはアウディ200となります。発売当初は4ドアセダンのみでしたが、1969年に2ドアセダンが、続いて1970年に、イタリアのカロッツェリアがデザインしたファストバックのクーペSが追加されました。
セダンには、1800ccの水冷直4、OHVエンジンが搭載され、80ps、90ps.100psの各仕様が用意されていました。一方クーペSには、1900ccの水冷直4、OHVの強化型エンジンが搭載されました。
このアウディ100・クーペSは、ポルシェ社が初めてV8エンジンを開発する際のミュールカー(開発中のV8エンジンを積んでテストする車両)として使用し、後に928にそのV8エンジンが搭載されました。
イラストは、クーペS(1970y)のリアルタッチです。