概 要・・・フェアレディ2000は、日産が北米向けに生産したダットサンスポーツシリーズの4代目のモデル(最終型)で、フェアレディとしては3代目のモデルとなります。
初代、1952年から始まるロードスター(フルオープン)ボディを受け継ぎ、ソフトトップとハードトップが用意されていました。また、国内仕様の右ハンドルはSR311(RHD)、北米仕様の左ハンドル(SRL/LHD)と呼ばれ、パワフルな性能からアメリカでも絶大な人気を得ていました。
1967年3月の発売当初はフロントウインドウが低い「ローウインドウスクリーン」のみでしたが、アメリカの安全基準により、8か月後の11月からはウインドウを高くした「ハイウインドウスクリーン」へと変更されました。
性能的には、水冷直列4気筒、1982cc、SOHCのU20型エンジンにソレックス製のツインチョークキャブレター。ポルシェ社製のシンクロ5速ミッションを備え、最高出力145ps、最高速度205kmと、国内最高の出力とスピードを持つスポーツカーへと進化しました。
イラストは、初期型のローウインドウスクリーンに、ホイールをハヤシストリート(初期型)に換装したソフトトップ仕様のデフォルメタッチです。