概 要・・・コルトギャランGTOは、1970年から1977年まで三菱自動車が生産販売した2ドアハードトップのスポーツクーペです。
最上級グレードのMR(Mitsubishi Racing)は発売から2か月後に登場し、アメ車のマッスルラインを模したラインが外観上の特徴といえます。
GTOは既に販売されていたコルトギャランクーペを設計の基本とし、国産車初となるテールエンドを跳ね上げた斬新なボディラインが大きな特徴でもあり、このデザインから『ヒップアップクーペ』というキャッチコピーと共に人気が高まり、後に同じようにテールを跳ね上げたセリカリフトバックが3年後に登場しました。
発売当時は、全グレードともにサターンエンジン(4G32型/OHC/1600cc)が搭載されていましたが、1600MRが追加され、このMRには専用エンジンとしてDOHC・ソレックス2連装の4G32型が搭載されました。
1972年には48年排ガス規制対策として、SOHC1700ccエンジンへとスイッチされ、MRが生産中止、更にSOHC2000cc(アストロンエンジン)が追加され、オーバーフェンダーを装着した2000GSRが誕生しました。
イラストは、初期型の1600MRで、人気色であるオレンジのノーマル仕様(上)カスタム仕様(下)です。