概 要・・・1957年にプリンス自動車が生産を開始した中型車です。
イラストのGC10はプリンスの日産合併後の1968年に3代目としてフルモデルチェンジしたモデルです。発売当初(C10)は2代目(54B)に使用されていたG15エンジン(直4)を搭載していましたが、2か月後には新設計のL20型エンジン(直6/105馬力)を搭載した「スカイライン2000GT」(GC10)が追加され、更に1969年(昭和44年)にL20A型エンジン(直6/115馬力)へと変更されました。L20A型エンジンについては、発売当初のL20エンジンとの識別のために「A」が付されましたが、以降はL20A型エンジンがL20型エンジンと呼ばれるようになりました。
1968年式のGC10は10月から12月の2か月間だけの生産だったため、定かではありませんが、1969年式の早下しという扱いになっていたかもしれません。
続いて1969年に2000GT-R(PGC10)が追加され、1970年にフロントグリとテールランプ、サイドミラーが大幅に変更され、2ドアハードトップ、GT-Xも追加されました。GT-Rは4ドアセダンが廃止され、2ドアハードトップ(KPGC10)となりました。